第六章 マステアの王

硬い石で出来た床に座り”畜生・・・”と愚痴るザイア
ここはマステア城地下牢獄
そこにザイアとサリナは監禁されている
閉じ込められている理由はこの日の行いにあった
二人は宿を出て4日が経ち後王都アリュートに着いた
マステアの王ヘイルス?世への謁見をする為にここに来た
これはレーウィン全ての未来を賭けた大事な話をする為である
しかしそれは成し遂げる事は不可能だった
城の門を護る兵に捕まった
王がそうそう一般人に会うはずが無い
そしてザイアとサリナはこの国の民ではなく
スパイとしての疑惑をかけられたのだ
それがこの結果牢獄行きである
幸いにも装備は没収されなかった
ここは牢獄でもあり迷宮でもある
この国では死罪は無い、しかし代わりにA級犯罪者はこの迷宮へと落とされる
迷宮にはさ迷いの結界が張られており絶対に出る事は不可能である
だがこの世に絶対は無い
それがプログラムされた世界であったとして・・・

6章突入・・・何してんだろう俺
オープニング
それが全ての始まりだった・・・
Sweekfee・・・
それは高次元生命達の遊び
それは世界の頂点に立つ存在
我々人類はそこから生まれた・・・
人は何も知らない
十七次元生命体ですら知らない
全てを知っているのは・・・
創造主・・・
クリエイター・・・
これはSweekfeeと言う名の体感ゲームのとある地域
Lerwinと言う星のローウィ大陸西部の島
ティコスの一人の冒険屋の物語である・・・

とまぁ意味不明なOPな訳ですが
ぶっちゃけ入試一週間前なのにイメージが膨れ上がり爆発寸前なんで創り始めました
中断する可能性かなり
MAPサイズ100x100の町を作ってるんですがひたすらダルイっすな
町民に一人一人名前付けてるんすよ
ダブってるかもしんねぇけど一先ずつけています
余分な主人公の設定をしていません
ダンジョンの難易をちょいと高めにする予定
昔ながらのRPGっすよ
オリジナル戦闘を創る気力も技術も無いんで普通に行きます
極力RTPの素材を使う方針で、探すのめんどくさいから
まぁ程ほどに頑張ります完成予定は十年後っつー事で

好きな設定

2004年2月8日 思想
秘さんの創るシナリオに置いて共通する所
1.主人公が改造コード使ってるかの様にやたら強い所
2.やたら伏線が多すぎて本人が理解していない所
3.絶対神が居る所
4.ファンタジーもどきな所
5.主人公の性格が壊れている所
etc...etc...
-時の狭間-

「よ〜やく着いたな、はぁ」
とため息をついているのはザイア
「でもまだここに着いただけであって今度は空間移動が残ってるわよ」
と言い放つはサリナ
時の狭間・・・罅割れた壁、普通に見てもそうにしか見えない
その上登録されしモノ以外通れず軍事利用には向かない・・・
もしも登録していないモノが通れば圧縮され肉塊となり入り口から出てくると言う
そもそも登録、と言う行為が何処で行われるかと言うのは秘密であり登録されしモノはほんの一握りだと言う
「ぐぁ、ここ通るの気持ち悪いから嫌なんだよなぁ、体中ぐにゃぐにゃする感じで」とザイアはぼやく
それにサリナは答えずザイアの手を引き時の狭間へと入る
「ちょ、ちょっと待て、まだ心の準備が・・・」とザイアの悲惨な呻き声はそこ等一帯に響き亘る

数秒後

「う〜ぎもじわりぃ」と青ざめてザイアは言う
「もう、それ位我慢しなさいよ!男なんだから」とサリナは言う
そう言うサリナはいたって健康、時の狭間との相性は良いらしい
いかにも気分悪そうにザイアは辺りを見渡す
マステナ国西部の都市アルカディア郊外・・・
辺りは人気が無くひっそりとしている
王都アリュートまでは東に5日程の距離だ
そこの魔道ギルドに行けば何か手掛かりが有るはずだ
奴に関する手掛かりが・・・
奴、レーランの器となりしモノ、即ち神
この世界の神としてプログラミングされし存在
三つの鍵によって復活しモノ
復活する前は超人程度だが復活したならば絶対に手遅れだ
二つの王の魂は腐敗し三つ目の王の魂へと化す
それを阻止し自らの存亡を賭け三つの鍵となりし若者達は旅を続ける・・・
「うーし、んで、こっから直でギルド行くのか?」
と問うザイア
「んーん、まずは休息をとりましょう、私は疲れたわ」
とサリナ
「じゃあ、宿にでも行くかぁ」と言いザイアは鞄からMAPを取り出す
「ここいらから一番近い宿は、と、んー蜘蛛の糸亭か、怪しい名だな・・・」と虫嫌いはザイアは言う
「分かったわ、そこに決定・・・部屋が空いてればね」と言葉を継ぎ足しサリナはそこへと向う
宿は空いており二人はそこへと入っていった
そして二人は死ぬ様に寝入ったのだった・・・

第六章に続く・・・
改訂版 第三章 戦いの結末

選手控え室にて・・・
「あ〜死ぬかと思った」
とぼやくはザイア=シュギ=ラース
「さっきからずっと謝ってるじゃない」
と苛立ちながら言っているのはサリナ=リナース
そこにバタンっとドアが開き武道会の関係者らしき人が「もうすぐ始まるので会場へ来てください」と伝えに来た
ザイアは自分の頬を叩き気合を入れサリナに一時の別れを言い会場へと足を運んで行く

「それではお待たせしましたぁ決勝戦いよいよ開始で〜すっ!!」
「あ、そうそう前の司会は興奮しすぎてぶっ倒れてしまったので私リュースが司会を勤めさせていただきま〜すぅ」
新しい司会リュースは見た目は10代後半から20代前半、背は160あるかないか顔は美形でスタイルは最高
こんな司会ならば観客から返ってくる熱気を想像できるであろう
「おおおおおおお!!!!!!」
男性陣から歓喜の叫びが聞こえてくる
「決勝戦で戦う勇敢な戦士のはAブロック、ザイア〜Dブロック、フェイス〜二人とも頑張ってね、それでは試合開始〜」
それを聞き俺と相手の選手・・・奴の放ったと思われる刺客を闘技場の中央へと歩いてゆく、そして礼をし動く
「な!」とザイアは叫ぶ、フェイスと言う奴は居ない前回と同じパターンだ
「う、うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ザイアから痛烈そうな叫ぶが上がる
そして血を吐く、後ろから強烈な一撃が来たのだ、また見えない拳が数発飛んでくる
今度は声さえ出ない
意識も飛んでゆく、最後に手が突き刺さる
そこで意識が途絶えた・・・

どの位の時が流れただろうか
ザイアは十字架に掛かりつけられていた
そこはザイアには見覚えのある所であった
「こ、ここは・・・」
ザイアは苦しそうに声にもならない声で呟く、横を向くとサリナも括り付けられていた
「サリナ、大丈夫か・・・?」
問いかけるが反応が無い、気絶している、死んでいるはずは無い
「サリナ、大丈夫か・・・?」
さっきよりは少し声を大きくして問いかける、だがしかし、反応は無い
あたりを見回す
まだ鍵が揃っていない・・・・・
しかし鍵が揃う前に変換されてしまうであろう
鍵である彼は何処にいるのかザイアは知らないが奴と呼ばれる存在は知っているであろう
すべてを知りうる者である奴には・・・
スィークフィーを理解し克服しようとする者
それが奴と呼ばれる存在だ
別の星々とこの星を繋ぐつもりだ、時空間そして次元を超えて・・・
神々の命である星を繋ぐなど神々の末裔と呼ばれるモノ達の文明でも出来なかった事
しかし奴ならやりかねないであろう、神々を凌ぐ力を持つと確信する奴と呼ばれるモノならば・・・

-サリナの夢-

夢・・・
そう夢・・・
私は何だろう・・・
この私という個体は・・・
私はサリナ・・・
神々の末裔・・・
神・・・
高次元生命体・・・
スィークフィー・・・
ゲーム・・・
高次元生命体の遊び・・・
ゲーム・・・
そう、私達は創られしモノ・・・
神、それは星の命・・・
星、それは神の命・・・
私何を言っているのだろう・・・
それは謎めいているモノ・・・
人が触れてはいけない聖域・・・
声が聞こえる・・・
懐かしい声・・・
ザイア・・・
ザイアなのね・・・
私・・・
今、戻るよ・・・

「う、う〜ん」
サリナは覚醒す
「サリナ!大丈夫か?」
すかさずそこでザイアは問う
「ここは?」とサリナは辺りを見渡しながら言う

ここは門のありし場所
忌まわしき場所
そう最大の禁忌とされるモノ
この門を開放し時
スィークフィー上にある星へと繋がる
時間軸、次元を無視し移動できる
そう、スィークフィーにあるバグの一つである
プログラムへ強制加入する為にどんな事が起こるかワカラナイ
だがもしコレがバグではなく神々が意図的に設置したイベントなら・・・
そうも考えられる
いろいろな思惑の上に存在する為
ランダムイベントとして神々が設置したのだろう
しかし鍵となる方はたまったモノではないであろうが

ザイアは重い口を開き言う
「かの地だろうな」
「レーウィン上の最大の禁忌の一つ」
「時空の門、クロノゲート」
深刻そうに言う
「私はまた鍵とされるのか。。。」
と遠くを見つめながら悲しげにサリナは呟く
「いや、させない!俺はお前に鍵などさせない!」
ザイアは頬を硬直しつつ熱弁する

そしてまた数刻の時間が流れる

思いも空しくサリナは分解された
鍵へと変換されてゆく
また戻る事が出来るだろうか
だがしかしあと残り1%という所で変換が止まった
そしてヒトの姿へと戻ってゆく
何があったのだろうか?
ザイアの叫びがそうさせたのか?
答えは否
十七次元生命体以上の存在の加入があったのだ
だがそれをSweekfee上に存在するモノ達や神々には知る余地も無かった
突然のトラブルにより危機は免れたのだ
「何故だ!何故なんだ!我が長年の夢が崩れてゆく!!」
奴が悲愴な叫びを上げている
ザイアは「いい様だ」と思った
「畜生、神どもの加入があったのか?そうだ、そうに違い無い、くそう、くそう、今畜生!」
まだ喚き上げている
今がチャンスかも知れない
ザイアは精神を集中させ目には見えないがそこの存在する刃を作り出した
俗に言う精神集合体で創った剣である
ザイアは拘束具を撥ね退け走り出す
奴は気付いていない
そして奴に斬り付ける
ブン!
上半身と下半身を切り離した
しかしあまりの出来事に奴は気付いていない
そして数秒後
「な、何、貴様!!!!!!!!」
奴は叫んだ
「-レッゾークロンツファイナソーランクラー・レッゾーエレダンストカトリナテーゼマッキンガー・モリナーゾ・リコーサ- 漆黒の闇よ、我を転移させよ!空間転移!」
そして奴は早口言葉で呪文を唱え何処か別の場所へと飛んだ
「ち、逃げられか!」
ザイアは悔しそうに奴の居た場所を見つめる
そしてふと思い出した様にサリナの元へと走る
「大丈夫か?」
ザイアは問いかける
「大丈夫な訳無いでしょ!!」
サリナは怒鳴る
「一度分解された体を鍵へと変換させるプロセスの途中でキャンセルされたのよ!体への負担がどれだけあると思ってんの?」
体への負担は途轍もないだろう
多分これから一週間はまともに歩けないであろう
これは旅人には最悪な事態だった
一週間も歩けなかったら筋肉が弱ってしまいリハビリをしなければならない
これでまた数日間は稼ぐ事が出来ない
死活問題となる
それだけは絶対さけねばならない
しかし今は別の問題があった
「つかさ、サリナ、ここ何処だろう?」
「・・・私が知る訳ないでしょ」
「どーすんだこれから、魔法で現在地わかんないか?」
「無理、消耗が激しすぎて魔法なんて使えないわよ!」
サリナは吐き捨てるように言った
「すまん、しかし本当にヤバイ、お前歩けないだろうし・・・やっぱ俺がおぶるのか?」
おそるおそるザイアは聞いた
想像した様な回答が帰ってきた
ふとザイアは失礼な事を思ったがサリナには絶対に言えない
”お前重そう”
言ったら確実に殺される事をザイアは思った
だがしかし意外は意外
おぶってみると軽かったのだ
先の鍵の儀式による影響だろうか?
そうこう考えつつもザイアは歩きだした

あ〜やっと第五章の続きが書けるわ・・・
つ・か・れ・た
第二章 武道会
 
ザイアはサリナの意識が戻って来たことを察し「大丈夫か?」と問いかける
それにサリナは「大丈夫」と力なく答えた
ほっと一息出しをしザイアは「今日は寝てろ」と言う
しかしそれに対しサリナは「今日は武道会がある」と講義したがザイアはそれをあっさりと聞き名流し
「俺が一人で頑張る」と答えた
王の玉だけは護られねばならない
王の玉とは二つの王の復活の要、扉を開く為の不可欠なMagicが封印されいてる
しかし愚かなるこの国の王と魔術師達はその重要性に気付かずその宝玉をただの宝だと思っている
それに気付いた先人がセリウス城、禁断の宝庫に隠したと言うのに・・・
一度世に出た王の玉に感知した奴は武道会に刺客を差し伸べたはずだ
それ故にこの二人は王の玉を奪取する為に武道会に出場するつもりだったのだ
そしてサリナは弱弱しくザイアに礼を言い、気絶した
ザイアは静かに部屋から去った
 
それから数時間の時が過ぎた・・・
 
「決勝進出はーーーっ!
Aブロック、レディスーーーッ!!
Bブロック、ザイアーーーッ!!
Cブロック、リョウーーーッ!!
Dブロック、フェイスーーーッ!!
決勝戦は明日の正午より始まるぜーーーっ!!
絶対皆着てくれよーーーっ!!」
 
熱く燃える司会が叫ぶ
そう、ザイアは勝ち抜いたのだ
体中生傷だらけになって
しかし現在の所奴の気配が無い
奴にとって気配を消す事は容易な事なのだが
それを報告する為ザイアはサリナの部屋へ赴いた
「俺だ、入るぞ」とドアをノックしながら中へ問いかけた
中から返事が有りザイアは部屋へと入った
サリナは食事を取っていた
「お前、元気になったのか?」とザイアは問いかける
「良くなった」とサリナは答えた
朝やり顔色も良くなっており本当に良くなっているようだ
今日の出来事を報告し部屋を出ようとした時
ザイアは思い出した様に「明日は12時ちょっかりから試合だ」と一応言っておいた
そしてザイアは自分の寝室に戻り深い眠りへと付いた
 
時は流れ太陽は空の真上にとどこうとしていた
 
しかしザイアは走っている
寝坊したのである
普通大人の足で40分は掛かる道のりを20分で走っていった
間に合った事に安堵し選手控え室へと向った
そして解きは来た12:00
選手達は会場へと向う
 
「これよりぃぃぃぃぃ!!準決勝戦を行うぜぇぇぇぇぇ!!」
「皆準備はいいかぁぁぁ!!??」
「おぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「今日の一戦目はAブロック勝者レディスVsBブロック勝者ザイアだぁぁぁぁぁ!!」
「おぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「それでは両者の入場だぁぁぁぁ!!」
「おぉぉぉぉぉぉ!!!!」
 
白熱する司会と観客を前に選手達は冷静にして沈着に自らが戦う相手と見詰め合った
ザイアの相手は女だった
見る限り美形で真っ白で細く、今にも触ったら壊れそうな位脆そうだ
劇に出てくるお姫様の様な存在だ
そして二人は闘技場の中央でお辞儀し始まりの合図を待つ
「それではぁぁぁ!!バトルゥゥゥゥ開始!!」
興奮しきった司会は場に轟くかの如く咆えた
「お手柔らかにお願いしますね」と女は満面の笑顔でザイアに言った
その瞬間彼女は消えた
油断したザイアは何事か?と言わんばかりに辺りを見渡している
その瞬間背後からバゴっと言う音が聞こえる
それは何か途轍もなくでかい重力がザイアの背中にぶつかった音であった
ザイアは不覚にも方膝を付いた
そして考える、殺気の無い、しかも途轍も無く早い打撃をどうするか?と
立ち上がった時今度は背後に二発来た
顔を顰め不思議そうに考える
ザイアの頭上から声が聞こえる「私は音よりも速く動けるのよ」と
常人にその様な事は出来ない
やはり奴の刺客だろうかと自問する
彼女の動きを捉えようと必死に辺りを見回す
そしてまた鈍い音がする
今度は腹に来た、息が一瞬止まり、吐血する
肋骨が鈍い音を出して折れる
この痛みによりザイアは血に覚醒する
普段は温厚のな彼だが狂狼の血に目覚めた時狂戦士と化す
目を凝らし発見した彼女に向って拳を飛ばす
だがしかしそれに反応した彼女が体を後ろにそらす
ダメージを完全に吸収した
ザイアは「馬鹿な」と口を漏らす
そして狂狼の奥深く眠る意識がそれに感ずく
彼女に問いかけた「お前ヒトじゃ無いだろ」と
思った様な言葉が返ってきた、「そうよ」と
それは人造人間だった
人造人間に心を与える事は近代の魔術師では出来ない
しかし奴には可能である禁断の扉を開いた男なのだから
それが分かっただけ儲けモノである
絶対にザイアは殺されないと自信があった
ザイアも扉の鍵なのだから・・・
彼女はその推理にフと笑った
そして「前はね、でも今は生死は問わないのよ」と答え大地に蹴りこむ
そうしたら巨大な音がし隕石が落ちた後の様にクレーターが出来た
ザイアは「マジかよ」と笑った
そしてザイアはこれはまずいと思い
最終奥義を放つ事にた
「-ゲッドロス・リットーロースエレナティックフォーサランナー・モリナテーゼ・ハナハティー・コクヤントギュンバンゾーパンクホンポー・リュクリーク-神々の魂よ、宿敵を己の業の海に溺れさせよ!神々の怒り発動!」と唱える
紛れもなくそれは呪文だった
ザイアは拳を光らせ彼女を懇親の力を使い彼女にぶつけた
しかしそれは無意味だった
彼女は「私は人では無い、よって業などに溺れはしない」と答えた
そしてザイアは力を消費しきって身体の機能が停止しかける
意識が消え逝くその時にそれは聞こえた
幻聴かと思ったがそれは本当の声だった
サリナがザイアを応援する声だ、そしてそれはザイアの心に響き勇気が沸いてきた
そしてザイアは立ち上がる
最終奥義さえ上回る自らの魂を削る技を使うことにした
奇声を上げて彼女に走りよる
そして彼女の胸に腕をねじ込め彼女のコアを抜き出す
彼女も体はオリハルコンの10倍の硬さだったがザイアの寿命を三年程削り力場を発生させ彼女を破壊したのだ
彼女は何があったのか分からず少し硬直していたが次の瞬間に理解し断末魔を発し砕け散った
「勝者!!ザイアァァァァァァァァァァ!!」
司会の馬鹿でかい声がザイアの頭に響く
「ワァァァァァァァァァァ!!」
そして観衆共の熱気で闘技場が埋まる、いろいろ考えつつも控え室へと戻る
次の相手の試合が始まっているのに気付き観客席に向う
しかし試合は終わっていた
観客は黙り司会者は狼狽しつつも勝者の名を叫ぶ
「しょ、勝者、フェイスゥゥゥゥゥ!!」
しかし観客は沈黙している
何事かと思い闘技場の中央を見る
敗者が立っていた
しかし上半身が無い
やはりフェイスと言う奴も刺客なのだろう
ザイアが観客席に居る事に気付いたモノが彼に走りよる、サリナだった
「何だ?」と問いかけたらいきなり腹を殴られた
それは軽い一発だったが肋骨の折れているザイアにとっては痛恨の一撃だった
そして俺はぶっ倒れる、サリナは「大丈夫か?」と言い回復呪文を唱えた
ザイアの体は完全に修復された、決勝戦までゆっくりと時間が流れてゆく

改訂版第三章に続く
 
 
Sweekfee Lerwin Present Part A Route

文字数 (+は数に入れていない)

第一章 4719文字
第二章 3331文字
第三章 2594文字
第四章 2734文字
第五章 2514文字

改訂版 第一章 3434文字
改訂版 第二章 2780文字
改訂版 第三章 2820文字
 
第一章 熱き島ラーリスの小悪魔
 
レーウィンの中央に位置する島ラーリス
ここは戦の神バーシスの聖地
そしてレーウィン一酒場の多いの町のある島
よってこの国に来る者は戦士や傭兵などである
年に一度セリウス城コロシアムにて武道会がおこなわれる
それに合わせてレーウィン中から強者が集まって来るのである
その中で初出場にして優勝を狙う若者は大勢居る
しかしそれは取り分け珍しい事ではない
若さ故の自信だ、何者も自分には敵わない、自分こそ最強だ、そう思うものなのである
そしてその傲慢さを打ち砕かれた時本当の自分を見つけるのである
勝ち負けなど関係なく自分の成長を見つける為に開かれた大会であるから
そしてこれから紹介する二人の宿命を負った若者達も自分の力を絶対と信じてやまないモノ達の中の大勢である
 
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ザイア=シュギ=ラース
レーウィン暦1989年5月19日生まれで18歳の男
戦士をやっておりメインウエポンはロングソード、サブウエポンはショートソード、
防具は祖父の形見である年代モノの鋼の鎧である
現在存在するレーウィンのヒトは動物の特性を持っておりザイアは狼の特性を濃く受け継いでいる
性格はいったて温厚、戦士に向いてないのではと思われるくらいである
だがしかし暴走したら止まらず狂戦士と化す
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サリナ=リナース 
レーウィン暦1989年7月4日生まれで17歳の女
古代文明の遺産であるカルーナの杖を持ち魔術師のローブを纏っている
鳥の特性を濃く受け継いでいる、性格は少し短気で一度言った事は必ず実現させると豪語する位のイキの良い娘だ
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沸々と湯気の立つ町を男女が歩いている
さほど珍しい光景と言えないがこの二人はそこら辺でベタベタしているカップルとは少し違っていた
第一男は物々しい装備をしておりこれが何を意味するかと言うのは今のラーリスでは考えなくても分かる事だ
女は女で魔術師のローブを纏っている
これはMagicを掌るモノ達の一種のステイタスでありそれを証明する証でもあった
男の名はザイア、女の名はサリナ、
武道会優勝を夢見るモノ達である
しかし彼等の背負うモノは強大であり逃れられない宿命でもあった
それは追々語るとして今彼等は昼間の糧を探していた
「せっかくサリナが奢ってくれるって言ったのに何処も満席なんてなぁ」
とぼやいているのはザイア
この男がこの台詞を言うのはもう7回目でありそれに聞き耐えられなくなり怒りをフツフツと溜め込んでいる可憐な女が言う
「あー!!さっきからウッサイな本当にもう、ちったー黙って店探せない訳?」
キレる寸前であり唯でさえ熱いこの地を余計に暑くしている
ここでキレさしては昼飯が消えると察してザイアは謝っておく事にした
「すまん、そんなに俺言ってたか?もう言わないように気をつけるよ」
台詞を言い終えた後お決まりのキメポーズした
しかしそれが返って底無し沼にのめり込む嵌めになるとは現時点で誰も想像していなかった
「あ〜もう、分かったんならそれでいいわ、あ、あそこなんてどうかしら?」
サリナの目線上にあったのはとても古い建物で窓から見える中の光景は寂しいモノだった
昼時だと言うのに客は入っておらず店のオーナーと思しき人物が退屈そうに席に座っていた
「サ、サリナ、マジでここにするのか?」
おどおどしくザイアが問いかける
「当たり前よ、他に何処が開いているって言うの?」
と言い強引にザイアを引き連れて店内へと入っていった
カラン、カラン、とドアに設置してあったベルが鳴りオーナーと思しき人物が挨拶をしてきた
「いらっしゃい、ふふふ、生身の人間が来るのはもう何年ぶりかのぉ、ふぉっふぉっふぉ」
と物騒な事を言ってくる
顔を青くしたザイアはサリナに今からでも遅くない、店を変えようとせがむ
しかしその抵抗も空しくサリナは席へと着いていった
「お婆さん、ここにあるAランチってのを二人前、あと一番安い赤ワインを」
注文までとりはじめもう逃げる余地無しと判断したザイアは渋々と席に着いた
料理が出てくるまで時間が有りそうなので辺りを見渡していると何か異変に気付いた
「な、なぁ、ここって俺達以外の気配ないか?」
恐る恐るザイアが問いかける
「有るわよ、多分精神体でしょうね」
とあっさり言ってのけるサリナ
「・・・精神体ってもしかして幽霊・・・?」
「そうとも言えるしそうとも言えないわ、精神体のもいろいろ種類があるから、ちなみにここに居るのは霊に含まれるモノ達よ」
息継ぎもせずに言ってちょっとむせ込んでいる
「ま、まじ、か、よ、俺、霊とかその類駄目なんだ・・・」
今にも泣きそうなザイアであった
そうこう会話していると料理が出てきた
見た目はかなりゴージャスだが見た事の無い食材で作られている様だ
材料を聞いて見たいと言う好奇心はあったものの聞かない方が良い事もあるんだと思い聞かない事にした
ザイアは始めに肉の様なモノに齧り付く
シャキシャキとした食感である、味がピリ辛で甘め、美味と言える味だった
次に魚の様なモノが入ったスープを飲んだ
ハーブで匂い付けされており魚の臭みが飛んでおりこれまた美味だった
あまりの美味さに二人は絶賛したのだった
そして食べ終わり店を出る前にオーナーらしきヒトにお礼を言い街道へと出て行った
「え〜と食事も終わったし、次はサリナの買い物だった?」
もう幸せと言う顔をしたザイアは問いかけた
「ええ、えーとMAPによればこの近くなんだけど」
地図を見ながら辺りをキョロキョロと見渡す
「あ、あった!あれよ、あれ!」
と言いサリナは走って店へと言ってしまった
それに続いてザイアも走ってサリナを追う
そこはと書かれた看板を掛けられていた
ギゴォ、
相当古い木の扉は鈍い音を出して開かれた
「いらっしゃい」
と店主が無愛想に挨拶をする
店内は薄暗くランプの明かりでようやく見えると言った所だ
魔術関係を扱った店なので当然なのだが
「何にするのかい?」
と店主が問いかけてくる
そしてサリナは答える
「蒼き魔創石と黒き魔創石を5個ずつ」
それを聞き店主はソロバンを出して手馴れた手付きで計算する
「1個20万Gで10個で200万Gだ」
200万Gと言ったら大金である、この辺ならば物価が安いので一番安い家が庭付きで買えるだろう
がさごそと懐からサイフを出し共通通貨の10万コインを20枚だした
「はい、200万G」
と差し出した
「おまけで試供品の沈黙の薬を一本付けとくよ」
またのご利用お待ちし解きますって言う事だろう
「ありがとう」
と素直にお礼を言っておいた
これで本日の用事を終えぶらつこうとした時ザイアがふと思い出した様に言った
「そーいや明日だな、武道大会・・・」
手を頭に抱えてサリナは言う
「忘れてたの?」
その問いに対し大真面目にはいと言ったのでサリアはその場でオーバーリアクションに扱けてしまった
その後彼等は一日を満喫し宿へと帰り床へと入った
 
 
 
-夢-
 
「ついに始まるぞ」
「滅びの日は近い」
「大地は裂け天は唸り海は枯れるであろう」
「ハハハ、武道会が終わるまでの辛抱だ」
 
-お告げ-
 
「ザイア、サリナ、」
「今この世は危険な状態にあります」
「数人の悪し者が武道会へ参加しております」
「目的は賞品の王の玉でしょ…
第五章 魔法使い

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レーウィン、フェル大陸、ファイオス大陸、ロニウィ大陸、レヴァオス大陸からなる惑星、二つの王の魂
大昔はレーウィンは一つの大陸だった
しかし何処かで起こった時空振動の余波により大陸は一瞬にして分断されてしまった
その影響により氷河期と呼ばれる永き亘る冬が惑星中を覆い尽くした
だが太古に発生した古いヒトと呼ばれる生命体が200年の歳月を費やし気象を元に戻していった
しかし完全に戻しきる事は出来ずに場所によって気象にむらが出来てしまった
良い例がラーリス島である
そこはちょうどその4つの大陸の中心に位置しており一年中真夏のような暑さである
正常化は魔法を使い行われた、魔法は精神力を消費する、世界全土を覆える魔法を使った日には一種族滅びてもおかしくない位の力を消費する
そして全ての大陸と島の正常化を終わらせたのち古いヒトは滅びた
古いヒトが滅びたのちに動物は何者の干渉により進化を促された
これが獣人誕生の瞬間であった
進化する前の特徴を受け継いだヒト
古いヒトよりも強く逞しい生物となった・・・

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昼間は太陽がサンサンの照り水気の無い砂の砂漠を月夜に照らされた二つの影が動いていた
この地はレーウィンにおける唯一の砂漠である
夏の暑い日は60度を越え夜は-15度になる、噂ではどこかに燃える黒い水が沸く泉があると言う
それは噂であり真実かは定かではないが・・・
その二つの影はラーリス島南部の空間の狭間を目指している
それはゲートと違い時空を越える事は出来ないが一瞬にして場所を移動する事が可能なのである
ゲートは鳥居のような形をしており空間の狭間は罅割れた壁のような形である
記憶しておくと使用する時に間違えなくてすむので頭の片隅にでも置いといていただきたい
ちなみにラーリス島南部の空間の狭間はフェル大陸中部にあるマステナ国西部の都市アルカディアに繋がっている
アルカディアはフェル大陸で一番小さな国ではあるが豊かで物品の自給量は途轍もなく古来より侵略の対象であった
しかし偉大なる先人達はそれを許さなかった、強力な騎士団を設立し、フェル大陸では珍しい大砲を設備している
騎士が乗る馬も品種改良の施された蒼い目をした魔力を持つ馬である
体力は半永久的に失わず魔法に対する抵抗もあり餌もさほど摂取しない、がただ一つ問題があった
この馬は繁殖能力も劣っており数が少なく一頭作るのにコストが掛かりすぎるのだ
故に王都の守護以外を目的とせず他国を侵略しないのである
もしも、この馬が大量に生産できたならばフェル大陸統一も夢ではないだろう
話は戻るが二つの影の一つ目の名はザイア=シュギ=ラース、二つ目の影の名をサリナ=リナース
砂漠とは言え夜は寒いので二人とも防寒着を纏いもくもくと目的地を目指している
このまま順調に事が進めば日が昇るまでには空間の狭間に着くであろう
しかし、そう上手く事は進まないのが現実である
「ザイア!あれ!」
サリナは何かに気付きそれに向って指を指した
それはゆうに5メートルはあろうかと言うサイドワインダー(ガラガラ蛇)であった
「・・・気色悪いな」
ザイアは吐き捨てるかのように行った
ぼやきつつも剣を抜き目標へと走って行く
「サリナ!援護を頼む!!」
ザイアは振り返らずに相棒に向って叫ぶ
すぐさにサリナは合図をし呪文を唱え始める
「-ムロンナーズヒューランソージャンカ・ナルセリョーラ・ウルク・モリナテーゼ・エレクス・グンロセッラ-大気の鎧よ、我が信頼し友に真実の守護を与えよ!包囲結界!」
呪文はザイアへと一瞬にして飛んでいき体に纏わり着く
ザイアは魔法が纏わり着くやいなや一瞬にして斬り付ける
ガギン!!
一瞬にして目標の首を断絶した
しかし蛇は最後の力を振り絞り己と首と胴体を切り離し輩へと噛み付こうとした
だがそれも意味の無い事だった、そのモノの体は何か不思議な力で護られており牙が鎧に近づく事さえも拒んだ
そして蛇は息絶えた、それは確認したザイアはサリナに感謝の言葉を言い、また急いで目的地へと歩んで行った

続く

あぶな

2004年1月19日 思想
あぶね、滑り止め受かとった
英語撃沈してたのに・・・

レーウィン 現在篇 ルートA その22

第四章 完全なる存在との接触

幅が1メートルくらいの狭い通路を女をおぶった男が歩いている
男に抱えられた女は眠っている
顔は青白く永久の眠りを連想させる様だ
男は男で消耗している
白息を出し、体中から湯気を出している
男の名はザイア=シュギ=ラース、狼の戦士
女の名はサリナ=リナース、鳥の魔法使い
神々の創り出したプログラム
しかしサリナは別の意思による書き変えが有った様だ
その存在とこれから数時間のち接触する様になっている
だがそれをこの二人は知らない

「はぁ・・・はぁ・・・」
ザイアは荒い息している
「外へ・・・道・・・あっているのか・・・?」
今にも倒れそうだ

それからまた1時間の時が流れた
ザイアは広い空間へと着いた
「こ、ここいらで休憩するか・・・」
ザイアはサリナをゆっくりと地面に降ろした
「ん、ん〜」
冷たく硬い感触でサリナは目を覚ました
「もう外?」
サリナは問いかける
「いんや、まだ外には出ていない、と言うよりここに外への道はあるのか?」
ザイアは不吉な事を口走った
「馬鹿な事言わないでよ・・・」
そして沈黙が生まれる
「あれ何だろう」
サリナは何かに気付いたらしくそれに向って指を指す
それは中に浮かぶ立方体であった
しかも妖しい光を放っている
「・・・めちゃんこ怪しいなあれ」
とザイア
「気になるわねぇ〜、ザイア、私をあそこまで連れてって」
「までぃですか?」
「本気と書いてマジと読む位マジよ」
サリナの目は一点の曇り無く光っている
何か純粋に引かれるモノがあるのだろう
ザイアは渋々了解し、またサリナをおぶって立方体に近寄っていった
立方体は精神に何らかの影響を与えているらしく近づくにつれ体が軽くなって行く
疲れがとれていっているようだ
「ザイア、もういいよ、私もう自分で歩けるから・・・」
サリナがポツリと言った
「分かった、この分だと本当のようだから」
サリナが小さな声で何かを言った
「ん?悪いもう一回言ってくれないか?」
「これ、ただの物体じゃない・・・」
「そうか?まぁ、変な立方体がプカプカ浮いてる時点で普通じゃないと思うが」
サリナはザイアの答えを無視して立方体に手を差し伸べる
「ば、馬鹿!」
サリナの手が立方体に触れた瞬間辺りが暗くなった
しかしこれは闇では無い
闇ですら無い何かだ
「な、何なんだ!」
ザイアは驚愕する
「これは・・・十七次元以上の・・・」
サリナはポツリポツリと答えていく
しかしサリナが答えきる前に何かが現れた
そしてその何かはヒトと呼ばれるモノに変わっていく
それは口を開きこう言った
「ん、ああ、そうか、そうだな、そうしか有り得ないもんな・・・」
全く意味の分からない事を言っている
「君達はまだ俺と出会うべきでは無いか、よし君達を送ろう」
また意味の分からない事を言っている
そしてそれは手をすっと捧げた
その刹那、閃光が走った、あまりの眩しさに二人は目を閉じてしまった
「うくぅ・・・」
サリナは喚きを上げた
「ここは・・・?」
辺りを見回すとセリウスの城下町のとある宿の前だった
しかし二人はここに見覚えがある
「潤いの湖亭か」
ザイアは呟く
しかし今は何日の何時だろうか
近くは人が往き来している
そこで一人の男に尋ねみて分かった事がおもしろい事に武道会が終わって30分後の世界だったと言う事だ
あれによって飛ばされたさいに巻き戻しが起こったらしい
巻き戻し・・・時間を遡る事
しかしそんな事はどーでも良い事だった
無事に宿に戻れた事が重要な事だ
サリナが精神的に疲れたと言い二人組みは宿に入って寝る事にした

---翌日---

窓から光が差し込み小鳥の囀りが聞こえる
俗に言う清々しい朝ってヤツかな
しかし朝だと言うのにザイアは起きる気配すらない
敵に対する警戒心と言うモノが無いと言うのではなく
寝れる時は寝とく主義なのだ
殺気を感じれば即座に起きる自信があるから
だがその安眠もすぐに崩壊する事になる

バタバタ・・・ドンドン!!
ドタバタと廊下を歩いてサリナがやってきてドアを叩いている
「ザイア〜起きろ〜」
しかしこの狼戦士は起きる気配すらない
サリナは数回ドアを叩き起きないザイアにため息をつき合鍵を使って中に入りザイアを起こす事が習慣化している
良い女房気取りだ
等の本人は”起きないザイアが悪いんだ!私は女房では無い!”と言って否定をするのだが
サリナはそっとドアを開けゆっくり忍び足で近づく
その時点でザイアは起きる
サリナから発せられるほんの小さな殺気を感じとるからだ
何故殺気が発せられているかと言うと起こす方法が少し惨忍だからだ
”ん?サリナか・・・”ザイアの今日朝一の挨拶だ
「”ん?サリナか・・・”じゃなぁぁぁぁい!!今何時だと思ってんの?」
そう問われて恐る恐る時計を見る
時計の針は6時を指していた
「ってまだ6時じゃねーか、早くねーか?」
サリナは呆れて手をおでこにやる
「あんたねぇ、昨日あんな事あったのに普通に遅くまで寝てられるわね・・・」
「おうよ!寝れる時に寝る主義なんだ」
胸を張って言う
サリナは少し頭がくらっときたようだ
「はぁ、アンタってシリアスとギャグの差が本当に激しいわね」
「そう言うお前だって」
ムキになってザイアは反論する
「しかしまぁ昨日が普通じゃなかったのは認めるよ、すまなかったな、お前の気持ちを考えなくて」
「いいのよ、分かってくれれば」
「それより昨日のアレについて少しだけ分かる事があるのよ」
「何!」
とザイア
「多分アレは十七次元生命体以上の存在の塊、あ、十七次元生命体は神の事ね、多分アレって神を構築した神、まぁ多分それも神と呼べるモノに創られてるんだろうけど」
「・・・スケールがでかいなぁ、って言うか神って生き物なのか?」
ザイアは困惑している様だ
「そう、神は十七次元に置けるヒトに値する生命体、私達は三次元に置けるヒトに値する生命体」
「と言うと神を創った神って言うのも生命体なのか?」
「そうよ、それも十七次元以上の生命体、それもそれより高位の生命体に創られている、しかしその神もそれよりもっと高位な生命体に創られていてそれが無限ループしているの」
「っつーこたぁ俺等以下の生命体も居るわけ?」
「残念だけど居ないわ、三次元以下は二次元と一次元、生物はもう創れない」
とサリナ
「二次元と言うと絵とかそう言うモノか?」
頭脳をフル回転しつつ想像して発言する
「ハズレじゃないわ、アタリにもっとも近いわね、しかしアタリは私にも分からない」
ちょっと落ち込みつつもサリナは言った
「ヒトは万能じゃないから分からない事は一杯あるさ」
と慰める
”神に見放された存在が神に助けられたか”とザイアは心の中でそう思った
「これからどうする?奴を始末しに行くか?」
とザイアは提案した
”そうね、それが最優先だわ・・・”とサリナは答えた
その後二人は旅に出る仕度をし宿を後にした

第五章に続く

自分的Sweekfee最高更新かな?
書くのに30分以上かかったし(駄目ぽ
レーウィン 現在篇 ルートA その21
 
しかしその思いも空しくサリナは分解された
鍵へと変換されてゆく
また戻る事が出来るだろうか
だがしかしあと残り1%という所で変換が止まった
そしてヒトの姿へと戻ってゆく
何があったのだろうか?
ザイアの叫びがそうさせたのか?
答えは否
十七次元生命体以上の存在の加入があったのだ
だがそれをSweekfee上に存在するモノ達や神々には知る余地も無かった
突然のトラブルにより危機は免れたのだ
「何故だ!何故なんだ!我が長年の夢が崩れてゆく!!」
奴が悲愴な叫びを上げている
いい様だ
「畜生、神どもの加入があったのか?そうだ、そうに違い無い、くそう、くそう、今畜生!」
まだ喚き上げている
今がチャンスかも知れない
そして俺は精神を集中させ目には見えないがそこの存在する刃を作り出した
俗に言う精神集合体で創った剣である
俺は拘束具を撥ね退け走り出す
奴は気付いていない
そして奴に斬り付ける
ブン!
上半身と下半身を切り離した
しかしあまりの出来事に奴は気付いていない
そして数秒後
「な、何、貴様!!!!!!!!」
奴は叫んだ
「-レッゾークロンツファイナソーランクラー・レッゾーエレダンストカトリナテーゼマッキンガー・モリナーゾ・リコーサ- 漆黒の闇よ、我を転移させよ!空間転移!」
そして奴は早口言葉で呪文を唱え何処か別の場所へと飛んだ
「ち、逃げられか!」
ザイアは悔しそうに奴の居た場所を見つめる
そしてふと思い出した様にサリナの元へと走る
「大丈夫か?」
ザイアは問いかける
「大丈夫な訳無いでしょ!!」
サリナは怒鳴る
「一度分解された体を鍵へと変換させるプロセスの途中でキャンセルされたのよ!体への負担がどれだけあると思ってんの?」
体への負担は途轍もないだろう
多分これから一週間はまともに歩けないであろう
これは旅人には最悪な事態だった
一週間も歩けなかったら筋肉が弱ってしまいリハビリをしなければならない
これでまた数日間は稼ぐ事が出来ない
死活問題となる
それだけは絶対さけねばならない
しかし今は別の問題があった
「つかさ、サリナ、ここ何処だろう?」
「・・・私が知る訳ないでしょ」
「どーすんだこれから、魔法で現在地わかんないか?」
「無理、消耗が激しすぎて魔法なんて使えないわよ!」
サリナは吐き捨てるように言った
「すまん、しかし本当にヤバイ、お前歩けないだろうし・・・やっぱ俺がおぶるのか?」
おそるおそるザイアは聞いた
想像した様な回答が帰ってきた
ふとザイアは失礼な事を思ったがサリナには絶対に言えない
”お前重そう”
言ったら確実に殺される
だがしかし意外は意外
おぶってみると軽かったのだ
先の鍵の儀式による影響だろうか?
そうこう考えつつもザイアは歩きだした
 
第三章 完
第四章に続く
2ヶ月ぶりくれーの更新?
究極なるエネルギー、ロゴモア
これは一人の少年が夕食を作るとき偶然生まれた
少年は料理が下手だったのだ・・・

1
「ふっふふ〜ん、料理は楽しいな〜」
SE:バゴーン、チュドーン、バリバリバリ、
※鍋から火柱が立ってます
「こんなに楽しいなら前から作ってれば良かった」
SE:ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ
※マグマの如く煮え立っています
「う〜ん美味しそう」
※食えそうにありません
「ん、なんか固まってきたな」
※液体から固体へと変化しています
「ぐぐぐぐ、匙が動かない、」
「ぐ〜」
SE:スポン
※匙が抜けました
「あっりゃ〜完全に固まっちったよ」
「こりゃ食えんな」
※固まって無くても食えません
「う〜ん、どうしようこれ、絶対硬くて食えそうに無いし・・・」
「綺麗だから取っとこうかな」
※紅く輝く球体になっています
「よし、明日学校に持って行こう、つか晩飯どうしよう・・・」
「ま、いいやトーストで」

翌日
「おっはよ〜赤城〜」
「よぅ、光、今日も早いな」
「赤城ぃ、昨日晩飯作ってたら凄い物が出来たぜ」
「ん?何々?」
「これさ」
ポケットから謎の物体を出した
「何コレ?」
「さぁ、ワカラン、昨日コーンスープ作ってたら出来た」
「あ、ありえね〜、つかお前どーやりゃコーンスープがこんな奇怪な物体になるんだ?」
「わかんねぇ、なっちまったんだから仕方ない」
「・・・お前一生料理しない方が良いと思う・・・」
「え、何で?」
「でもこれ今までに無い物質かもよ」
「そりゃねーと思う、だってよ、コーンスープだぜこれ」
「だからぜってー違ーって」
「そうか?」
「俺の親父に聞いてみるか?」
「お前の親父・・・大丈夫か?」
「おい、大丈夫か?はないだろう、親父の心配をする前にお前の料理の腕を心配したい」
「うっせー」
「じゃ、学校終わったら俺んちに行こーぜ」
「りょーかい」

赤城邸にて
「たっだいま〜」
「おっじゃましまーす」
「・・・ん、法吏か・・・」
「親父、今日は凄いお土産があるぜ!」
「ん、どーせくだらないモノだろ」
「まーいーから見てくれって」
そういい赤城は光の作った得体の知れないモノを渡した
「なんじゃこりゃ」
「ふっふーん凄いだろ、これ光が作ったんだぜ」
「え、これを光君が作ったのかね?」
「そうです、本当はコーンスープ作ってたんですが失敗してこれが出来ました」
「・・・それは有り得ないと思う」
「いや、本当なんです」
「本当に本当かね?」
「本当です」
「う〜む、多分見た限りこれは今現存するありとあらゆる物質の中から探しても見つからないと思う」
「え、嘘・・・」
驚きたじろく光
「また法吏のお父さん、冗談を・・・」
「冗談では無い、光君!これを私に貸してくれないか?」
「別に良いっすよ、いらないし、上げます」
「本当かね!後で返せ!なんて言わないでくれよ!よし、私はこれから研究に入る、それじゃ!」
法吏の父は走って何処かへ行ってしまった
「う〜ん相変わらずだなお前の親父さん」
「まーな、」
「んじゃ俺帰るわ」
「わかった、じゃまた学校で」

自宅にて
「昨日はコーンスープ失敗しちまったから今日はオニオンスープを作ろう!」
※鍋にどばどばと玉葱を放り込みコンソメをどばっと入れる
「ふっふ〜ん」
SE:グツグツグツ・・・シューーーーーーーーーーーーーーーーー、グチュグチュグチュグチュ、
「ふ〜ん」
SE:グロロロロロロロロ、バゴン、ガガガガガガガガガガガガガ、ギュリュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ、
「う〜ん、何か昨日と同じ展開の予感」
SE:ガギーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
「また固体になっちまった、今度は蒼く輝く立方体かい!」

翌日
「いっよぅ!赤城!」
「・・・光、今日はヤケにハイだな」
「赤城、昨日親父さんに渡した物体だけどさ」
「あれならまだ研究中だぜ」
「そうじゃなくて・・・」
「じゃなくて?」
「第二段が出来た」
「ウェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!」
法吏がお約束にオーバーリアクションで驚く
「まじですか?正気ですか?またコーンスープですか?」
口調がおかしくなる
「いや、今回はオニオンスープだ」
「・・・お前っていったい・・・」
「っつー事でまたお前んちに行くから」
「あ、ああ・・・」
ラークン

壁画より

蒼き月、紅き月、合間見えん時、空裂けるべし
朝、昼、夜、全て一体とかし
ヴァロスとカナン、崩壊と再生への道しるべ
崩壊のヴァロス、再生のカナン
神々の定めし宿命
ラークン
崩壊と再生調和を求めて・・・

それは、ド・ウルナ・ラーから別れしモノ

Sweekfee -裏話-

2003年11月14日 思想
超短編 -機能停止-

「なあ、お前聞いたか?」
「何を?」
「スィークフィーで死者が出たんだってさ」
「え、マジ?スィークフィーってGAMEだろ?なんで死者なんか出るん?」
「何らかのバグが有ったらしい」
「マジかよ」
「そんでよスィークフィーから具現化した低次元生命体がいるらしいぜ」
「嘘だろ、そんな事有りえるはずが無いじゃん、だってさ高次元生命体も低次元生命体も別次元じゃマトモに具現化できないのに、しかも俺ら高次元生命体ですら別次元に行くには、精神を分離し、再変換していくのに、低次元生命体にそんな高度な事ができるのか?」
「さぁ、まぁ噂だからな」
「どーせまた噂に尾びれでも付いてんだろ」
「そりゃそうだな、はっはっは・・・」

ラークン-1

2003年11月12日 思想
我神々を超えし者
我時を超越し者
我秩序を守りし者
我蒼き月空に浮かびし時復活せん
我が名はヴァロス・・・

〜モノリスより〜

1
西暦2034年の春、それは起こった
愚かなる一人の科学者が起こした災害
それはワープ航行の実験だった
だが其れは失敗し大変な事態を巻き起こした
"時空振動"空間に歪みが生じ地球に存在するすべての生き物を何処か別の次元に吹き飛ばした
その時幸か不幸か地球上に劇的な進化を起こした
ある者は鋼鉄の体
ある者はゲル状の肉体
ある者は精神体に・・・

そして今、A.U.4231年
僕はラークンと言う世界に居る
ここは科学と言う物は存在しない
剣と魔法の世界
このような世界があると誰が信じていただろうか
少なくとも僕は思ってもいなかった
このような世界は空想の産物とばかり思っていた
だが僕はここに居る
それは曲げる事の出来ない事実
そして僕と一緒に跳んで来た仲間も居る
こんな所に一人で跳ばされていたら多分僕は発狂していたであろう
それが普通の人間である
いや、普通ではないかもしれない
僕達は跳んで来た際に力を備わった
ディーアこと僕は強大な魔力を
アリシアは壮大な超能力を
ゼンは強靭な肉体を
エレナは膨大な知識を
僕らまだマシだった
だって体が異形なる者になっていなかったから
異形なる者は狩られる
人は自分達と違う者を嫌う
それは何処でも同じ事らしい
僕らは如何すれば良いのだろう
地球へ戻る手段を考える事だろうか
しかしゼンが言うには
"こっちの世界の方が楽しくて良いじゃん、それに俺ら4人いれば完全無敵だぜ"
との事
其れについては僕も同感である
アリシアやエレナもそうだ
だから今僕らはこの世界を旅している
しかも道に迷う事は無い
エレナが得た能力により全て分かっている
何故"時空振動"が起きたかなどその他諸々
しかしエレナの能力にも制限がある
S級事項については極わずかしか分からない
S級事項・・・
それは神々について
それは天使について
それはド・ウルナ・ラーについて
そして最大の謎はスィークフィーの事である
僕らの住んでいた世界やここラークンはスィークフィーと言うモノを基盤に存在する
スィークフィーとは高次元生命体であり究極なる存在
それは神々を生みしモノ
しかしスィークフィーは不安定なるモノ
それによって数々の矛盾が生まれる
いい例が僕らの住んでいた地球である
僕達の地球の他に地球が存在するらしい
同じ時間連続帯に存在する地球
パラレルワールドと考えて良いのだろうか
厳密には違うだろうがそれは存在している
しかもゲートと呼ばれるモノで全ては繋がっている
そう行こうと思えば何処にでも行ける
元の世界へも・・・
あ、でも元の世界は滅んでしまったか
"時空振動"の影響で僕らの世界を全て飲み込んでしまった
ま、そこには生物が居ないから別にかまわないけどさ
んじゃ次にここラークンについて説明しよう
ラークンとはスィークフィーから生まれし者から創られた世界
スィークフィーから生まれし者とはつまり神
それは生命を持っているかどうかも分からない
しかし神は存在する
ここの世界では、だが神は通常別次元に存在する
三次元空間では表す事も出来ない
しかしその次元では三次元を表す事を出来るため四次元以上の次元に存在するであろう
そして神は一つでは無い
数個存在するらしい
個と言うのは適切では無いが他に言い様が無い為勘弁してほしい
そしてその神達はラークンを創って7000年経った時始まりの人”ド・ウルナ・ラー”を創った
"ド・ウルナ・ラー"は"考える頭脳"を始めって持った存在である
しかし考えると言う機能を持った為心が生まれた
心とは不安定なモノだ
心は寂しさを生んだ
そして"ド・ウルナ・ラー"は自分のクローン"エンジェルシリーズ"を創った
しかしこれはただのクローンでは無い
神の力を抑え種族と言うモノを創った
しかしこの時点では"性"と"死"という機能はまだ創られていない
そしてさらには"エンジェルシリーズ"が人間、ドワーフ、エルフ、などを創った
そして"性"と"死"を与えた
"性"が生まれた故に"死"も生まれた
"性"と"死"は表裏一体どちらかが欠けた場合バランスを失い滅びる
性のみがある場合は"性有りしモノ"が増えすぎ食べるモノも無く空腹のまま死ぬ事も出来ずに発狂する
死のみがある場合は数年経ったらその種は滅びる
それ故に二つの性質が創られた・・・

続く(いつか
「う、う〜ん」
私は懐かしい声、ザイアの声で気を取り戻した
「サリナ!大丈夫か?」
彼の暖かい声がする
彼に助けられたのはこれで何度目だろうか?
「ここは?」
私は辺りを見渡す
何処か見覚えのある風景
「ここは多分・・・」
思い出した
ここは門のありし場所
忌まわしき場所
そう最大の禁忌とされるモノ
この門を開放し時
スィークフィー上にある星へと繋がる
時間軸、次元を無視し移動できる
そう、スィークフィーにあるバグの一つである
プログラムへ強制加入する為にどんな事が起こるかワカラナイ
だがもしコレがバグではなく神々が意図的に設置したイベントなら・・・
そうも考えられる
いろいろな思惑の上に存在する為
ランダムイベントとして神々が設置したのだろう
しかし鍵となる方はたまったまんじゃねぇが
「かの地だろうな」
「レーウィン上の最大の禁忌の一つ」
「時空の門、クロノゲート」
「私はまた鍵とされるのか。。。」
「いや、させない!俺はお前に鍵などさせない!」
ザイアは力いっぱい言った
何故か心が落ち着くような感じがした

続く。。。

うげ19回分のUp消してしまったw

過去Log

2003年11月7日 思想

超短編2nd

2003年11月6日 思想
スィークフィー ラークン

超短編 -ド・ウルナ・ラー-

バルド領・・・そこにはド・ウルナ・ラーの墓があった。
ド・ウルナ・ラーとは考える頭脳を始めて持ったモノ、
すなわち始まりの人、それは無から生まれた有、
そして孤独なるモノ、始まりの人故に他の有が存在しない。
ド・ウルナ・ラーは頭脳を持つモノ、心有りしモノ、
ド・ウルナ・ラーは仲間を捜した。
だがそれはラークン上には存在しなかった。
同じ三次元空間に存在する地球やレーウィンとは違う、
そしてド・ウルナ・ラーは自殺した、しかし死ねなかった。
そう、ド・ウルナ・ラーは神々の創り出した絶対生物、
不老不死である、何をしようと死なない、
ド・ウルナ・ラーは絶望した。
ド・ウルナ・ラーはふとした事から魔法を見つけた。
ド・ウルナ・ラーの目に希望が見えた。
仲間を創るべ来る日も来る日も魔法を研究した。
そしてついにエンジェルシリーズの基となるモノが完成した。
だがそれには心が無かった、傀儡である。
ド・ウルナ・ラーはまたも絶望した。
波ならざるモノが生物を創れぬのかと、
そしてその傀儡を放棄しようとした時、
神々が降臨した。
神々はこう心に話しかけた。
「ド・ウルナ・ラーよ、よくやった、これより計画第二段階に入る。」
そう言い神々は消えた、
ド・ウルナ・ラーの創りし傀儡に心が生まれた。
ド・ウルナ・ラーは狂喜した、
仲間ができたのである。
それを基に新たなる考える頭脳を持つモノを創った。
後に有名なエンジェルシリーズである。
それの100体目が完成した時、また神々が降臨した。
神々がド・ウルナ・ラーの心に話しかけてきた。
「計画第二段階は完了した。ド・ウルナ・ラーよ、
エンジェルシリーズに性としを与えた考える頭脳を持ちしモノを創らせよ、
我等がラークンは地球やレーウィンなどからかなり遅れをとっている、このままでは・・・・・」
話が途切れ神々も消えた、
ド・ウルナ・ラーは話が途切れたのが気になったがそれはあえて無視した。
それから数年経ち試作人間が300組創られた。
今の世で考える頭脳を持ちながら性と死を持った始めての存在となった。
そしてそれの平均寿命は男・432歳女・451歳に設定された。
また、神々が降臨した。
「ド・ウルナ・ラーよ、計画第三段階は完了し後少しで計画は完了する。
そのためにはエンジェルシリーズの対となる存在が必要だ。
すなわちデビルシリーズ、全ての性を持ちしモノを破壊するモノ、
絶対的死を与えしモノ、さぁド・ウルナ・ラーよ、計画を実行せよ、」
そう言い神々は消えた。
だが、ド・ウルナ・ラーはこの命令には従わなかった。
神々の命令で性を持ちしモノを壊す、いや、殺したくはなかった。
この命令に背いた事によりド・ウルナ・ラーは破棄された。
しかし体を失っても心は残った。
アストラル体となり今もラークンを見守っているのである・・・
スィークフィー

超短編 -神の憂鬱-

「我全知全能なる神ぞ」か、
いや本当、俺等何言ってんだろ
このプロジェクトでスィークフィー創ってんのは俺等だけどさ
創造主(クリエーター)だから神って名乗っても不思議じゃないが
ちょいと傲慢すぎんじゃねーかな
だってよ、創ったモノ達にも心あんだよ
それの運命を弄び、得点を稼ぐ
阿呆じゃねーのか?
そりゃ俺等は三次元の生命体のよりも高次元に存在するがよ
もしかしたら俺等も創られてるんじゃねーのかな
俺等よりも高次元に存在する高次元生命体に
ぞっとしねーな
しかしまぁ科学ってヤツも進歩したよ本当
別次元に生物を創りだしそれにまた世界を創る
そしてそれに考える頭脳を持ちしモノを創り
文明を創らせる
しかもそれがガキの遊びだ、
遊びで生物を創り、遊びで生物を殺す
悪循環が続くな
その上飽きたらリセット、
文明の最後ってヤツだ、
あーあやんなっちまうなぁ
と言いつつスィークフィーを止めれない俺
憂鬱だ。。。

メモ

2003年9月25日 思想
脳内から消え去らないうちに書いておこう

天界
秩序の世界
そこには神がおりファシズム的な政治をおこなっている
よってそこの人々は魔界への亡命に憧れている
もしそれがばれたり一族の者が亡命をおこなったら一族郎党狩りにあう
天界というのは名ばかりの悪夢である

魔界
自由の世界
魔王の収めてはいるが幾つかの派閥がありそれが支配している
だがそれでも天界より遥かにマシであり
派閥=国
のような物でそこの掟さえ守れば自由である
人界では暴力が全てと考えられているが実際の所正反対である
魔界と言うのも天界が定めた名前である

人界
人の住む世界
天界と魔界の入り混じった混沌の地
ここに住む者は死んだら天界、魔界にいくことになる

次界
天界、魔界、人界を創りし者達が住む場所
高次元生命体であり
三次元世界では実体を持たずアストラル体である
「サリナ大丈夫か・・・?」

返事が無い・・・・・

「サリナ大丈夫か・・・?」

今度はさっきより大きな声で・・・・・

やはり反応が無い
弱ったな
このままでは大変な事になってしまう
ん、そういや・・・・・
あたりを見回す
まだ鍵が揃っていない・・・・・
しかし鍵が揃うのも時間の問題だ
鍵である彼は何処にいるのか俺は知らないが
奴なら知っているであろう
すべてを知りうる者である奴には・・・
スィークフィーを理解し克服しようとする者
それが奴だ
別の星々とこの星を繋ぐつもりらしい
時空間そして次元を超えて・・・
神々の命である星を繋ぐなど神々の末裔の文明でも出来なかった事
しかし奴ならやりかねない
神々を凌ぐ力を持つ奴なら・・・・・

続く(脱線しまくりですが何か?

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秘

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