-end of world- X season vol.xx
2004年11月27日 思想空は高かった。蒼いペンキに白をぶちまけた天空は既に黒く染まり上がり黄金の魔術媒介が浮かんでいる。
―――――最終決戦は始まった。
全ての反魔術援護の殻を外され、機械的な翼を持った魔法使い。
現実を逸脱した魔剣の刀身は月光を浴び不気味に光っている。
月のシステムを完全停止させる鍵であり、対魔皇の抑止力である。
「打っ殺してやるよ、魔皇!」
虚空に向かって男は叫んだ。
別に世界に対する愛着なんて無かった。
けれども、魔皇によって全てを終わらされる事は如何しても受け容れる事が出来ない。
何故ならば男は自らが神に成りたかったからである。
「過去、現在、未来、世界、次元、楽園、地獄、永遠、虚無を超越した我が最後の願いであり我が血肉で構成された祭剣(魔法機関)に太刀打ち出来ると思っているのか?」
魔皇は其れに答える様、言い放った。
そして、空を蹴る。
人の眼では捉える事が不可能な速度で飛び掛る。
二つのモノの制空権がぶつかり合い、宇宙に有り得る筈の無い音が響きあう。
剣同士の共鳴は辺りの星々を襲い、天変地異を巻き起こした。
そんな事は如何でも良くて、二つの強大なる有は我をも忘れながらぶつかり合う。
世界は、滅びの道を辿るであろう・・・・・。
―――――最終決戦は始まった。
全ての反魔術援護の殻を外され、機械的な翼を持った魔法使い。
現実を逸脱した魔剣の刀身は月光を浴び不気味に光っている。
月のシステムを完全停止させる鍵であり、対魔皇の抑止力である。
「打っ殺してやるよ、魔皇!」
虚空に向かって男は叫んだ。
別に世界に対する愛着なんて無かった。
けれども、魔皇によって全てを終わらされる事は如何しても受け容れる事が出来ない。
何故ならば男は自らが神に成りたかったからである。
「過去、現在、未来、世界、次元、楽園、地獄、永遠、虚無を超越した我が最後の願いであり我が血肉で構成された祭剣(魔法機関)に太刀打ち出来ると思っているのか?」
魔皇は其れに答える様、言い放った。
そして、空を蹴る。
人の眼では捉える事が不可能な速度で飛び掛る。
二つのモノの制空権がぶつかり合い、宇宙に有り得る筈の無い音が響きあう。
剣同士の共鳴は辺りの星々を襲い、天変地異を巻き起こした。
そんな事は如何でも良くて、二つの強大なる有は我をも忘れながらぶつかり合う。
世界は、滅びの道を辿るであろう・・・・・。
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