レーウィン 現在篇 ルートA その21
2004年1月18日 思想レーウィン 現在篇 ルートA その21
しかしその思いも空しくサリナは分解された
鍵へと変換されてゆく
また戻る事が出来るだろうか
だがしかしあと残り1%という所で変換が止まった
そしてヒトの姿へと戻ってゆく
何があったのだろうか?
ザイアの叫びがそうさせたのか?
答えは否
十七次元生命体以上の存在の加入があったのだ
だがそれをSweekfee上に存在するモノ達や神々には知る余地も無かった
突然のトラブルにより危機は免れたのだ
「何故だ!何故なんだ!我が長年の夢が崩れてゆく!!」
奴が悲愴な叫びを上げている
いい様だ
「畜生、神どもの加入があったのか?そうだ、そうに違い無い、くそう、くそう、今畜生!」
まだ喚き上げている
今がチャンスかも知れない
そして俺は精神を集中させ目には見えないがそこの存在する刃を作り出した
俗に言う精神集合体で創った剣である
俺は拘束具を撥ね退け走り出す
奴は気付いていない
そして奴に斬り付ける
ブン!
上半身と下半身を切り離した
しかしあまりの出来事に奴は気付いていない
そして数秒後
「な、何、貴様!!!!!!!!」
奴は叫んだ
「-レッゾークロンツファイナソーランクラー・レッゾーエレダンストカトリナテーゼマッキンガー・モリナーゾ・リコーサ- 漆黒の闇よ、我を転移させよ!空間転移!」
そして奴は早口言葉で呪文を唱え何処か別の場所へと飛んだ
「ち、逃げられか!」
ザイアは悔しそうに奴の居た場所を見つめる
そしてふと思い出した様にサリナの元へと走る
「大丈夫か?」
ザイアは問いかける
「大丈夫な訳無いでしょ!!」
サリナは怒鳴る
「一度分解された体を鍵へと変換させるプロセスの途中でキャンセルされたのよ!体への負担がどれだけあると思ってんの?」
体への負担は途轍もないだろう
多分これから一週間はまともに歩けないであろう
これは旅人には最悪な事態だった
一週間も歩けなかったら筋肉が弱ってしまいリハビリをしなければならない
これでまた数日間は稼ぐ事が出来ない
死活問題となる
それだけは絶対さけねばならない
しかし今は別の問題があった
「つかさ、サリナ、ここ何処だろう?」
「・・・私が知る訳ないでしょ」
「どーすんだこれから、魔法で現在地わかんないか?」
「無理、消耗が激しすぎて魔法なんて使えないわよ!」
サリナは吐き捨てるように言った
「すまん、しかし本当にヤバイ、お前歩けないだろうし・・・やっぱ俺がおぶるのか?」
おそるおそるザイアは聞いた
想像した様な回答が帰ってきた
ふとザイアは失礼な事を思ったがサリナには絶対に言えない
”お前重そう”
言ったら確実に殺される
だがしかし意外は意外
おぶってみると軽かったのだ
先の鍵の儀式による影響だろうか?
そうこう考えつつもザイアは歩きだした
第三章 完
第四章に続く
2ヶ月ぶりくれーの更新?
しかしその思いも空しくサリナは分解された
鍵へと変換されてゆく
また戻る事が出来るだろうか
だがしかしあと残り1%という所で変換が止まった
そしてヒトの姿へと戻ってゆく
何があったのだろうか?
ザイアの叫びがそうさせたのか?
答えは否
十七次元生命体以上の存在の加入があったのだ
だがそれをSweekfee上に存在するモノ達や神々には知る余地も無かった
突然のトラブルにより危機は免れたのだ
「何故だ!何故なんだ!我が長年の夢が崩れてゆく!!」
奴が悲愴な叫びを上げている
いい様だ
「畜生、神どもの加入があったのか?そうだ、そうに違い無い、くそう、くそう、今畜生!」
まだ喚き上げている
今がチャンスかも知れない
そして俺は精神を集中させ目には見えないがそこの存在する刃を作り出した
俗に言う精神集合体で創った剣である
俺は拘束具を撥ね退け走り出す
奴は気付いていない
そして奴に斬り付ける
ブン!
上半身と下半身を切り離した
しかしあまりの出来事に奴は気付いていない
そして数秒後
「な、何、貴様!!!!!!!!」
奴は叫んだ
「-レッゾークロンツファイナソーランクラー・レッゾーエレダンストカトリナテーゼマッキンガー・モリナーゾ・リコーサ- 漆黒の闇よ、我を転移させよ!空間転移!」
そして奴は早口言葉で呪文を唱え何処か別の場所へと飛んだ
「ち、逃げられか!」
ザイアは悔しそうに奴の居た場所を見つめる
そしてふと思い出した様にサリナの元へと走る
「大丈夫か?」
ザイアは問いかける
「大丈夫な訳無いでしょ!!」
サリナは怒鳴る
「一度分解された体を鍵へと変換させるプロセスの途中でキャンセルされたのよ!体への負担がどれだけあると思ってんの?」
体への負担は途轍もないだろう
多分これから一週間はまともに歩けないであろう
これは旅人には最悪な事態だった
一週間も歩けなかったら筋肉が弱ってしまいリハビリをしなければならない
これでまた数日間は稼ぐ事が出来ない
死活問題となる
それだけは絶対さけねばならない
しかし今は別の問題があった
「つかさ、サリナ、ここ何処だろう?」
「・・・私が知る訳ないでしょ」
「どーすんだこれから、魔法で現在地わかんないか?」
「無理、消耗が激しすぎて魔法なんて使えないわよ!」
サリナは吐き捨てるように言った
「すまん、しかし本当にヤバイ、お前歩けないだろうし・・・やっぱ俺がおぶるのか?」
おそるおそるザイアは聞いた
想像した様な回答が帰ってきた
ふとザイアは失礼な事を思ったがサリナには絶対に言えない
”お前重そう”
言ったら確実に殺される
だがしかし意外は意外
おぶってみると軽かったのだ
先の鍵の儀式による影響だろうか?
そうこう考えつつもザイアは歩きだした
第三章 完
第四章に続く
2ヶ月ぶりくれーの更新?
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